盗難と一口に言っても、大きく2つのケースに分かれます。被害者が利用者の場合と、お店(私)の場合。
前者で言えば、洗濯物の盗難です。洗濯物の盗難と聞いて、どんなものが多く盗まれると思いますか?
女性物の下着?
いいえ、違います。
そして、殆どの場合が「長時間放置された洗濯物」です。
もし、お客様が犯人を見つけたい場合は、窃盗事件として警察に届けて頂く必要があります。
この辺の理解が無く、クレームをしてくるお客様がいるので困りものです。
一方後者のお店が被害者の場合。
当店はランドリーバックの販売もしているのですが、料金を払わずに失敬する不届き者も後をたちません。
バックならまだしも、料金箱ごと盗まれたケースもありました。数百円しか入っていない事が見えているにも関わらず、それでもワイヤーを切断して盗まれました。
たかが数百円の為にそこまでするかと信じられませんでしたが、世の中にはそんな人もいるという事です。
幸いなことに両替機強盗に遭った事はまだありませんが、知り合いのお店はやられました。
このような犯人達ですが、最後には意外と捕まります。やはり決め手は防犯カメラ。イマドキの防犯カメラは優秀で、結構しっかり映ります。
この手の犯人は常習犯が多く、犯行を重ねるうちに捕まるケースが多いです。両替機でも、店内の料金箱でも、犯行一回当たりの「収益」は多くても数万レベル。
ただ残念ながら、逮捕されたからと言って被害額が戻って来るとは限りません。
そのような実損に対するリスクヘッジの観点からも、火災保険にはしっかり入っています。
コインランドリー内の現金などたかが知れているので、高額な盗難補償を付ける必要もなく、保険料も数百円レベルです。
防犯カメラを付けようが、警察官立ち寄り所のステッカーを張ろうが、いくら頑張って防犯アピールをしたところで、やられる時はやられます。
ただ最後の砦はやはり保険ですね。
コインランドリーを営業してみると、世の中の暗部を見る事があります。
良くも悪くも世の中の見方が少し変わります。
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